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子どもの心臓病は、大きく分けて三つのタイプがあります。
生まれつき心臓の右と左を隔てている壁に穴があいていたり、弁が狭く血液の通りが悪くなっていたり、四つあるはずの心臓の部屋が二つしかなかったりするような病気、これが先天性心疾患です。
小さな穴まで含めると、赤ちゃん100 人に1人の割合で発症し、生まれつきの病気としては大変頻度の高いものです。
自然に治ってしまうほど軽い人もいれば、何回か手術をしなければならない人、心臓に負担をかけないよう運動を制限している人、残念ながら完全な治療ができない移植を待つ人など、さまざまな人がいます。
心臓病の人は症状が出なければ普通の人と見た目は変わりません。しかし、症状が出ないよう、運動や日常生活に制限をかけて、自分で病気を調節しながら社会のなかで懸命に生きています。特に、心臓病を持つ子どもは、他の子どもと同じように遊ぶことや登校することができないこともあり、心の痛みを感じながら生活しています。